2023年、1回目のアーススクールです。
今日からは1月からのテーマである『Another Table』が始まりました。
今回はみんながどのくらい世界の料理や食材について知っているかを聞いてみました!
【世界の料理ってどういうの?】
まず、初めに子ども達に質問。
「この料理知ってる?」
寿司、ケバブ、パエリア、麻婆豆腐、ボルシチ、エスカルゴ…。
写真を出しながらその料理を知っているかを聞いてみました。
その料理を知っている場合は片手を挙げる。食べたこともある子は両手を挙げるというルールにして、どれくらい馴染みがあるかも確認しました。
結果は、どの子もおうちで海外発祥の料理を食べたことがある料理が多かった印象です。
ただ、日本の飲食店などで馴染みが無い料理については見たことも聞いたことも無いというような様子でした。※フィリピン料理の『レチョン』など
次に世界の食材についてワークを行いました。
『この料理がここで食べられるのはなんでだろう?』
料理に使われる食材はその土地でとれるものが使われていることがあります。
近年では物流技術の発達によって世界各地で様々な料理や食材が食べられるようになりましたが、物流が未発達な時代からその土地にあるような伝統的な料理については、その土地で食べられてきた理由がそれぞれあるようです。
▽「ヨーロッパでは小麦・チーズ・トマトが取れるからピザとかパスタとかをよく食べるのかな?」
※この日は大学実習生が活動をサポートしてくれました!
▽世界の米の生産地にしるしをつけてみると…。なにか共通点が見えてきたかな?
その土地で食べられる料理には、地域の気候や気温、土壌や地形など様々な要素が関わっていることを学びました。
【この料理はどこのものでしょう?】
最後に、出題した食材を使用した料理を作るのに適しているのはどこの地域なのかを当てるワークをゲーム形式で行いました。
食材は以下の5つです。
・ごはん
・マグロ(刺身)
・きゅうり
・大葉
・海苔
この食材が取れる地域ではこの料理を作ることができることがわかります。※料理名は初めの段階では伝えていません。
食材が取れる地域を1つずつ調べていきます。
「ご飯はアジアでとれるよね」
「マグロが刺身で必要なら海の近くの地域かな?マグロが泳ぐ地域を探してみよう!」
「海苔の産地になっている地域は限られているな~」
それぞれの産地からこの食材が集まりやすい場所を考えていきます。
▽気温から生産できる地域を検討しています。
そうして完成した子ども達の生産地マップはこのようになりました。
すべての食材が日本で収穫しやすいことがわかりました。
「これ日本に向いている料理っぽいね」
「ベトナムでも頑張ればいけるかも!」
地域ごとで食べられる料理が異なる理由について少しは理解できたのではないかと思います。
上の料理の正解は『手巻き寿司』でした!!
【まとめ】
『世界の食』と言っても内容は多岐にわたり、食材や調味料、調理方法は無数にあります。
ただ、どうしてそのような方法になって行ったのか、どうしてこの食材を使用しているのかなどを考察することができるようになってきたら、スーパーの食材や日々の食事の見え方が少しずつ変わってくるかもしれませんね。
食って奥深い。大人でも難しい(笑)
スタッフも一緒に学んでいきます!!
ライトマン