今回のアーススクールでは前回調べていた竪穴住居について、より深く調べる時間にしました。
歩いて行ける距離に竪穴住居を保存している公園があるので、急遽行ってみることに!
実際に見てみることで、どんな発見があったのでしょうか?
【竪穴住居のイメージ】
行く前に、具体的にどんなことを見に行くかを明確にするために、「ここが見たい!」というポイントを紙に書いてみることにしました。
ですが、どういう部分を見たいのかは明確には浮かんでいない様子。
スタッフ「前回、写真とかで調べたけど、分からない部分とか今日行ってみて調べたい部分はある?」
子「んー、あんまりわかんない。」
よくよく話を聞いてみると、実物を見たことがないとのことでした。
ということは、彼女の中での竪穴住居は写真の中のものであり、大きさも質感も想像ができていなかったようです。
「じゃあ、今回の目標は実物を見て、それがどんなものなのかを知ることだね」
百聞は一見に如かずということで、現地に向かって出発しました。
【現地で分かったことは?】
着くと難しい言葉がたくさん書いてある看板がありました。
これが分からないと、ここがどのような場所なのかを知ることはできないでしょう。
▽「漢字分からないし、意味も分からないし、メモ書くのも大変そう…」
▽「あ、アレを使おう。ちょっと待って。」
『写真を撮れば記録になる!』と考えて持って行ったタブレット端末がこんなところで役に立ちます。
写真を撮っておけば、帰ってから辞書やパソコンを使いながら調べることができそうですね。
そこからは実物を見学します。
これまでに見ていたインターネットの写真とは違って、実際に見てみると大きさや質感、においなど本物を体感できます。
「この中、暗くてこわーーーい!」
「中に入ったら臭い感じする」
「屋根ってこんな感じなんだね」
中はライトはない、窓もない、真っ暗な部屋になっています。おそらく、この家を使用していた当時は中で焚火をしていたので、その明かりを使って生活していたのでしょう。
怖い気持ちもありますが、勇気をふりしぼって中へ入ってみました。
「意外に広いんだね。」
「天井は木の皮を使っているんだ!」
中に入ることで分かることもたくさんあったようです。
こちらは高床倉庫です。
ここにも生活の中での工夫がたくさん詰まっています。
「床の下が浮いているね。なんで下に隙間があるんだろう?」
現代の家とは違う形のものが多いので、その違いに対する疑問もたくさんうまれてきます。
▽アリジゴクを見つけました。曜日のテーマを越えて学びが深まります。
【見て分かったこと・感じたこと】
見学を終えて、アーススクールに戻りました。
そして、この日見たことや感じたことをまとめたり、看板を見て分からなかったことをまとめる時間にしました。
子「これってどういう意味?」
スタッフ「これはね、いくつかの家が集まって、ここに町みたいなものを作っていたっていうことだよ」
子「だから、あんなにたくさん家があったのか」
分からなかったことが明確になることで、前の週に調べていた知識とも重なり、点と点がつながっていったようです。
このように知識の広がりを感じられることで、調べることの楽しさを感じられるようになっていくのではないでしょうか。
▽新しい事柄を知ることで、知りたいこともどんどん増えていきます。
【まとめ】
こうしてこの日のアーススクールは終わりました。
調べていく中で新しい情報をたくさん知ることができれば、また次の疑問へと繋げることもできます。
その知識の広がりを感じて、楽しい!と思えることもアーススクールでの学びで大切な要素なのです。
ライトマン