この日のアーススクールは特別授業です。
沖縄アンダゴのこいけんさんとスーナさんに講師をしていただき、リモートで沖縄の磯観察を行いました。
【沖縄ってどんなところ?】
リモートでの観察が始まる前に、沖縄について予習してみました。
場所の違いを知ることで、神奈川県との生き物の違いを知るためのヒントを見つけられるかもしれません。
スタッフ「沖縄ってどこにあるか知ってる?」
子「うーん…」
子「ここ?」
スタッフ「そこはニュージーランドだね(笑)」
沖縄の磯観察はとても楽しみにしていた子ども達ですが、沖縄の場所については全く知らないようですね(笑)
沖縄はどこにあるのか、神奈川と比べて気温や天気はどうなのかなどの話をしました。
▽「沖縄の生き物ってどんな感じなんだろう?」
【磯観察の前に…】
いよいよ、こいけんさんとご対面。
待ちに待った磯観察が始まります。
子ども達は興味津々な反面、少し緊張している様子です。
まず、沖縄の生き物について知る前に、磯観察で気を付けること(適した服装や危険な生き物など)を教えてもらいました。
実際に子ども達が観察に行く時には、安全を守るために大切なことです。
▽こいけんさんの話に夢中の子ども達!メモを取ることなど忘れて画面にくぎ付けです(笑)
【沖縄の磯を観察してみよう!】
ここからはいよいよ海の中の生き物を知る時間です。
どんな生き物を見ることができるのでしょうか?
はじめに見つけた生き物は、この黒くて丸いやつ。
今回1匹目に出会った生き物は’’ナマコ’’です。
「なんか気持ち悪いな…」と子ども達。
そんなことを言っていると、ピューーっと水を出しました!
ナマコ達も急に捕まえられたからびっくりしちゃったんですかね(笑)
「うわーなんか出たーー!」と子ども達のテンションが上がっていきます。
次に見つけたのは、こんなヒラヒラした生き物。
こちらは’’ミカドウミウシ’’という生き物で、貝の仲間なのに貝殻をもっていないという特徴があります。
「お花みたいできれいだね」
ゆらゆらと泳いでいる様子は、いつまででも見ていられそうです。
こちらは’’ヒラムシ’’といいます。
こちらは磯の石の下に住んでいる生き物で、薄い体が特徴です。
こいけんさんの手の上をウネウネと歩いて動いています。
他にも、青や黒の魚たち、シャコや貝などたくさんの生き物を紹介していただきました。
【陸にはどんな生き物がいるの?】
次に陸の生き物探しを行いました。
砂浜を歩いて進んで行くと、砂の上に穴を発見しました。
ここは生き物が住んでいるようです。
スコップを使って、穴を掘り進めていくと…
中からカニが出てきた!!
しかも、逃げるのが超早い!!
「逃げちゃう逃げちゃう!早く捕まえて!」と子ども達。
子ども達の心は、画面の向こうの沖縄にあるかのようでした。
そうして捕まえたこのカニは’’ツノメガ二’’というカニです。
砂の中に穴を掘り、巣を作って生活しています。
こちらの変わった模様の岩は、実はサンゴの仲間なのです。
何万年も前に海の中にいたものが、今は陸で化石としてみることができます。
そのことを知らなかったら、ただの岩にしか見えないこの化石。
今回、このようなものがあることを知ったことで、これから磯に行ったときに岩を見る目も変わるのではないでしょうか。
こうして、あっという間にこの日のこいけんさんの授業が終わりました。
こいけんさん、ありがとうございました!
【忘れる前にノートに書く!!】
こいけんさんのお話が終わって気づいたこと。
「ずっと話聞いてたから、ノート書くの忘れてた…」
記憶で残しておくと、だんだんと忘れていってしまいます。
また、こんなこと言ってたんじゃないかな?と想像して、事実とは異なる記憶になってしまうこともあります。
なので、この日に教えていただいた20種前後の生き物の名前とその特徴をホワイトボードにメモしていきました。
また、どうしてその生き物を見ることができたのかを考察するために、現地の環境(天気や水温など)も記録として残しました。
自分の調べているテーマに通じる部分もあるので、次回以降の調べ作業のヒントになりそうですね。
▽前に習ったスケッチも取り入れて、印象に残ったものを紙に書いていきました。
【まとめ】
こうしてこの日の活動が終わりました。
今回、こいけんさんが海の近くを歩くだけでも、多様な生き物がそこに生息していることが分かりました。
様々な生き物が環境を共有して暮らしていることを実感することができたのではないかと思います。
今回の学びを通して、自分で海に行った時にはこれまでと別の目線で磯を見ることができれば、海がもっと楽しくなると思います。
より広い視点で物事を見ることができることで、気づき・学びも増えていくことでしょう!
ライトマン
▽当日の活動の様子はコチラ!