~自然 じねん~『味について考える』1月17日

アーススクールも年明け2回目です。

今回はこれからの調べ作業の方針を決定します。

この子は何を調べることにしたのでしょうか?

 

【何をどう進めようかな?】

まず初めに今後の進め方について相談をします。

冬休み明けは期間が短い(2か月ほどしかない)ため、1つのテーマで進めても時間不足になってしまうことが考えられます。

ですので、今回に限ってはいくつかのテーマを横断的に調べてもいいことにしました。

もちろん、時間は短いですが1つのテーマについてひたすら調べても大丈夫です。

 

子「どっちでもいい気がするけど、どうしようかな~。1つでもいいけどこれまでもずっと調べてきたしなぁ。」

 

かなり悩んでいるようなので、やりたいことについてスタッフと相談しながら進めました。

そして、どうするかを相談した結果、この子は「いろんなことを調べたい!」とのことだったので、いくつかの興味があることについて調べることにしました。

 

【やりたいことをテーマにするために】

調べ方の方法が決まったら、そこからはテーマの案出しをしました。

スタッフからこの子への提案としては「せっかく毎週調べるんだから、どうせなら楽しいことやろうよ」でした。

 

そしてこの子のテーマの決め方は、やりたいこと・楽しいことを書き出して、その中から学びになるものを抽出するという方法でした。

これまでは学びたいことを決めてから方法を考えていたので、今回は逆方向からのスタートです。

 

「クッキー作りたい!」

「道にいる鳥とかをびっくりさせられるかな」

「アリと私、どっちがチョコレート食べるの早いかな?」

 

決める順番を変えたら、やりたいことがたくさん溢れてきます。

今回はその中からクッキーづくりを軸にテーマを考えてみることにしました。

 

そうと決まったら、まずは今回のテーマを考えます。

 

スタッフ「クッキーについてやりたいんだったら、味の感じ方とかいいんじゃない?」

子「たしかに!!」

 

そうと決まったら、まずは味というものについて考えます。

 

スタッフ「そもそも味って何?」

子「甘いとか美味しいとか」

スタッフ「じゃあ、味の種類ってどんなのがある?」

子「わかんない」

 

味には大きく5種類あり、甘味、苦味、酸味、塩味、うま味に分けられます。

この‘‘味’’については実は博物館の『和食展』でも見ています。(その時の展示はほとんど忘れてしまったようですが(笑))

 

また、市販されている食べ物に‘‘味’’がどれくらい入っているかを調べてみました。

今回はチョコレートを調べてみます。

 

「砂糖は甘いから味だよね」

「小麦粉は味は無い気がする」

「食塩は完全にアウト!」

 

また、味がないものについても考えてみました。

 

子「水は味がないよ!」

スタッフ「でも、水を飲み比べて種類が分かる人とかいるじゃん。その人はどうやって比べているの?」

子「わかんない」

 

他にも様々な疑問が出てくる中、味の大切さというものを感じ始めたようです。

そこで一つの疑問が生まれました。

 

「味が無かったらどうなるんだろう?」

 

『味の奥深さ』×『クッキーづくり』で、次回は『味無しクッキーづくり』をして、触感や風味について考察してみることにしました。

味のないクッキーを作ると、舌はどのように感じるのでしょうか?また、材料はどのようなものを入れて、何が入れられなくなるのでしょうか?

味のないクッキーなんてスタッフも未知の領域です(笑)

 

【まとめ】

こうして楽しんで研究ができる方法を見つけられました。

味の種類や味覚の感じ方を調べていたら『味無しクッキー』にたどり着いてしまうとは…(笑)

来週が楽しみです!

 

ライトマン