アーススクールも年明け2回目です。
今回はこれからの調べ作業の方針を決定します。
この子は何を調べることにしたのでしょうか?
【何をどう進めようかな?】
まず初めに今後の進め方について相談をします。
冬休み明けは期間が短い(2か月ほどしかない)ため、1つのテーマで進めても時間不足になってしまうことが考えられます。
ですので、今回に限ってはいくつかのテーマを横断的に調べてもいいことにしました。
もちろん、時間は短いですが1つのテーマについてひたすら調べても大丈夫です。
子「どっちでもいい気がするけど、どうしようかな~。1つでもいいけどこれまでもずっと調べてきたしなぁ。」
かなり悩んでいるようなので、やりたいことについてスタッフと相談しながら進めました。
そして、どうするかを相談した結果、この子は「いろんなことを調べたい!」とのことだったので、いくつかの興味があることについて調べることにしました。
【やりたいことをテーマにするために】
調べ方の方法が決まったら、そこからはテーマの案出しをしました。
スタッフからこの子への提案としては「せっかく毎週調べるんだから、どうせなら楽しいことやろうよ」でした。
そしてこの子のテーマの決め方は、やりたいこと・楽しいことを書き出して、その中から学びになるものを抽出するという方法でした。
これまでは学びたいことを決めてから方法を考えていたので、今回は逆方向からのスタートです。
「クッキー作りたい!」
「道にいる鳥とかをびっくりさせられるかな」
「アリと私、どっちがチョコレート食べるの早いかな?」
決める順番を変えたら、やりたいことがたくさん溢れてきます。
今回はその中からクッキーづくりを軸にテーマを考えてみることにしました。
そうと決まったら、まずは今回のテーマを考えます。
スタッフ「クッキーについてやりたいんだったら、味の感じ方とかいいんじゃない?」
子「たしかに!!」
そうと決まったら、まずは味というものについて考えます。
スタッフ「そもそも味って何?」
子「甘いとか美味しいとか」
スタッフ「じゃあ、味の種類ってどんなのがある?」
子「わかんない」
味には大きく5種類あり、甘味、苦味、酸味、塩味、うま味に分けられます。
この‘‘味’’については実は博物館の『和食展』でも見ています。(その時の展示はほとんど忘れてしまったようですが(笑))
また、市販されている食べ物に‘‘味’’がどれくらい入っているかを調べてみました。
今回はチョコレートを調べてみます。
「砂糖は甘いから味だよね」
「小麦粉は味は無い気がする」
「食塩は完全にアウト!」
また、味がないものについても考えてみました。
子「水は味がないよ!」
スタッフ「でも、水を飲み比べて種類が分かる人とかいるじゃん。その人はどうやって比べているの?」
子「わかんない」
他にも様々な疑問が出てくる中、味の大切さというものを感じ始めたようです。
そこで一つの疑問が生まれました。
「味が無かったらどうなるんだろう?」
『味の奥深さ』×『クッキーづくり』で、次回は『味無しクッキーづくり』をして、触感や風味について考察してみることにしました。
味のないクッキーを作ると、舌はどのように感じるのでしょうか?また、材料はどのようなものを入れて、何が入れられなくなるのでしょうか?
味のないクッキーなんてスタッフも未知の領域です(笑)
【まとめ】
こうして楽しんで研究ができる方法を見つけられました。
味の種類や味覚の感じ方を調べていたら『味無しクッキー』にたどり着いてしまうとは…(笑)
来週が楽しみです!
ライトマン