久しぶりのアーススクールブログの投稿です。
しばらく投稿が止まっていましたが、実はその1か月半という時間を費やした大プロジェクトがありました。
それは『美味しいトマトパスタを作る!』というものです。
夏休み前から計画をしていたのですが、10月に入りようやくトマトパスタを作る段階に入りました。
計画、準備、練習、本番とやることが盛りだくさんでこれだけ時間がかかってしまったのですが、その分内容はかなり濃いものになりました!!
活動の様子を今回の「練習編」と次回の「本番編」に分けて2部構成でご紹介いたします。
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【パスタを作るための調べ作業】
まずトマトパスタを作るうえで考えたことは『どのようなパスタに仕上げるのか』ということです。
一言でトマトパスタと言っても、入れる食材や調理方法によって味は大きく異なります。
初めのうちはパスタを作る前の準備段階として、タブレットでパスタについて調べながら計画を進めました。
そして今回作るパスタは『焦がしトマトのパスタ』に決定ししました。食材はパスタ、トマト、調味料のみというシンプルなパスタを目指します。
▽成功させるために調べ作業を進めていきます。メモの量は増えていくばかり!!
【練習開始!】
では、実際に作ってみることにします。
今回のパスタは麺も自分で作ることにしましたので少し時間がかかりますが、美味しいパスタのためにも妥協はできません。
ですが、まさか1か月もパスタ作りをすることになるなんてこの時は誰も予想していませんでした…(笑)
▽「材料はこれで全部だから作ってみよう!!」
自分の家で料理をすることもあるとのことですが、日常的にやっているわけではないようで、手慣れていない様子です。
その後、オリーブオイルでニンニクを炒めて香りづけを行いますが…
「あれ、これってどうやってやるんだっけ?」
一度火を止めて調べ作業が再開されます。
自分の下調べが足りなかったことを実感したようです。
▽調べ作業が終わったら調理を再開します。
麺も小麦粉から作りました。
均一に伸ばすのが難しいようで、試行錯誤しながらなんとか麺を作りました。
完成したものを試食してみました。
スタッフ「味はどう?」
子「・・・」
納得のいくのもではなかったようで、すぐにフォークを置いてしまいました。
ここから長い練習期間が始まるのです。
【練習開始!】
翌日から試作品を作り続ける日々が始まりました。
道具の準備、調味料の量、パスタの熟成期間など毎回作るパスタの条件を少しずつ変えながら、より自分の理想に近いパスタを目指して作ります。
ただ、その過程では失敗や自分の納得のいくものでないこともありました。
パスタ生地を作ったら…
卵をこぼしたり…。
パスタを切った後に解くのを面倒くさがると…
丸くて硬いパスタになってしまったり…。
失敗と改良、試行錯誤を繰り返しながら練習を進めました。
その過程で大切にしたのはメモを取ることです。
自分が何を目的にそのパスタを作ったのか、前回までのパスタからどのような変化があったのかなどを丁寧に考察していきました。
数日に一回はメモのし忘れもありました。
パスタ作りを通して比較実験をしているわけですから、メモを忘れてしまうとその結果が使えなくなってしまうこともあり、「あーまた分かんなくなった…」と落胆することもありました。(毎日条件を変えながらやっているので、いつどんな変化があったのかを覚えておくのも難しいのです。)
▽条件と味の感じ方を比べながら、どうやったら美味しくなるかを考えて実践し続けました。ホワイトボードの数字は『口に入れたときに感じる味の順番』を表しています。
条件の変え方は多岐にわたります。
パスタの湯で時間を短くしたり、調味料を数グラム単位で変えてみたり、使うトマトの種類を変えてみたり。
様々な工夫をしながら作業を進めることで、だんだんと美味しいパスタに近づいてきました。
▽だんだんと手際もよくなってきました。初めは1時間半かけて作っていたパスタが最終的には20分ほどで完成するようになりました!
パスタの完成度が上がることで味見も楽しみの一つになりました。
そして、食べながら「塩味が足りないなぁ」「ちょっと茹ですぎたかも。」などの改良ポイントにも気づけるようになりました。
経験を蓄積することでここまで作れるようになり、スタッフが味見した時にも「うん、合格!!」と美味しい評価を貰えました!!
本人も自信をつけ、「よし、来週は本番にする!」とやる気満々。
1か月以上の練習を経て、いよいよ本番を迎えることになりました!
【まとめ】
本番の様子は次回のブログでご紹介いたします。
練習の成果を発揮して、成功させることはできるのでしょうか!?
らいとまん