『美味しいトマトパスタ ~本番~』10月11日~11月26日

いよいよパスタ作りの本番を迎えました。

アーススクールに入ってくるなり「今日は本番だね!」とやる気も十分です。

1か月も練習を重ねてきたのですから、行程の『抜け』さえなければきっとうまくいくはず!!

 

【練習の成果は!?】

まずはパスタの生地作りです。

慣れた手つきで材料をボウルに入れていきます。

これまで何度も繰り返してきた内容ですから、ここで困ることは何もなさそうですね!

▽材料を混ぜ合わせてパスタ生地が完成しました。

 

トマトはこの日のためにこだわって探した『シシリアンルージュ』というトマトを使います。

このトマトはパスタに合うということで知られている品種で、美味しくなることを願いながらトマトを切っていきました。

 

ここで手順に少し異変が…。

パスタの量がいつもより少し多い感じがします。また、練習の時よりも麺が太いです。

 

スタッフが声をかけても「本番のパスタの量はこれくらいって調べたから大丈夫!」とそのまま作業を進めていきます。

トマトの量は練習の時と同じ量なのに大丈夫なのか?と思いながらもスタッフは見守ります。

 

トマトが焼きあがり、麺と混ぜていきます。

 

「あれ、ちょっと麺が多かったかも…」

 

この子もここで少し練習と違うものになっていることに気づいたようです。

ですが、入れてしまったのでここから引き返すことはできませんから、このまま調理を進めていきます。

 

そして、ひとまずパスタが完成しました。

 

実際に味見をすると、『練習で美味しくできたものとは全く違う』ということがこの子の中で明確になったようです。

ここで焦ってしまい、味の調整として塩やゆで汁をフリーハンドでどんどん足して調整。

 

初めのうちは量を計って進めていたのに、その量も分からなくなってしまいました。

 

ひとまず食べられるものになったと試食してみますが…。

 

「うん、食べられなくはないけど…。全然美味しくない…。」

 

満を持して挑戦しましたが、残念ながら失敗してしまったようです。

本人の中でも納得のいかないものになってしまったようですが、シシリアンルージュ(トマト)は全て使い切ってしまいました。

今後も別の種類のトマトを使って練習することもできましたが、この子に今後も継続するのかを聞いてみたところ、「もうパスタはやらなくて大丈夫(笑)」とのこと。

ひとまずパスタ作りはこれで一区切りにすることにしました。

 

【まとめ】

今回は最後はこんな感じになってしまいましたが、その過程では多くの工夫と経験をすることができました。

失敗と改良を繰り返しながら納得のいくパスタを目指し続けたこの1か月間は、他ではなかなか経験できることではないでしょう。

 

また、最終回では上手くいきませんでしたが、練習中には何度か『美味しい』と思えるパスタを作ることもできましたので、この子の中には美味しいトマトパスタを作るためのレシピと技術があるのです!

今後も様々な学びに向かうにあたって、挑戦と失敗を繰り返すと思いますが、くじけずに成功体験を積み重ねていってくれることを期待します!!

 

らいとまん