今週はアーストリップに行ってきました。
今回の目的地は東京ジャーミイという国内最大級のモスクです。
電車に乗って東京へ向かいます。
【東京ジャーミイに到着!】
目的地に到着しました。
東京ジャーミイは日本最大のイスラム教寺院であり、礼拝など普段は見ることができないような日本とは異なる文化の様子を見学することができます。
さぁ、持ってきたスカーフを付けて、いよいよ中に入っていきます。
中にはアラビア語が書いてあったり、外国語で書かれた書物がたくさん並んでいたりと、日本文化とは違った様子になっています。
子ども達は緊張しているのか、キョロキョロしながら奥の部屋へと進んでいきました。
【イスラム教ってなに?】
次に施設の方から、イスラム教についてや東京ジャーミイの施設についてお話を聞きました。
『ジャーミイ』は礼拝を行う大規模なモスクを指すアラビア語が語源になっているようで、ここでは様々な国や地域の人が集まってお祈りをしています。
また、東京ジャーミイはトルコが主となって運営しており、トルコ文化センターも中に併設されているので、トルコの文化についてもお話を聞くことができました。
こちらはトルコのチューリップが描かれている壺です。
チューリップといえばオランダを想像する方も多いかと思いますが実はトルコが原種であり、それを変種改良して作られたのがオランダのチューリップだそうです。
トルコのチューリップは茎が短いのが特徴で、私たちがイメージするチューリップとは見た目が違っています。(『トルコ チューリップ』で検索してみてください!)
そして、なぜ壺にチューリップなのかというと、一本の茎に対して一輪の花が咲くという姿が、1つの神に対して崇拝する考え方と重ねることができるという事からチューリップが描かれているそうです。
▽チューリップを模写しています。
【施設内見学へ】
説明が終わったら、次は施設の中を見学させていただきました。
まず初めに、施設の中にある売店を見ました。
中には外国の食べ物や、スカーフ、数珠、布の生地などが売られていました。
みんな、普段見ることができない商品ばかりで興味津々です。
次に見学したのはトルコの民芸品がおいてある建物です。
ここでも子ども達は作品に興味津々です。
日本で行く服屋さんの商品の柄と少し違う感じがしますね。
レースでできたスカーフなども展示されていました。
▽たくさんの種類のレースが飾られています
▽トルコのティーポットも少し形が違います
【荘厳なる礼拝堂】
いよいよ今回のメインである礼拝堂に入ります。
▽礼拝堂の前で記念撮影!!
▽入口の奥は静かで緊張感があります。
入ってみると、広い部屋と高い天井、そして壁や窓などに装飾が施されています。
この何とも言えない緊張感を子ども達も感じている様子です。
ただ、施設の方の案内に促されるように、少しずつ堂内の様子を見ることができました。
▽一面に模様が描かれています。
こちらは貝殻を使って装飾されたものです。
この上には座ることもできるようなのですが、今回は閉まっていて座ることはできませんでした。
もちろん持参したスカーフも使用しました。
礼拝に来ていた方々に「かわいいね~!」と褒めてもらいました!
最後にはイマーム(集団礼拝の指導者)であるチナルさんのお話を聞かせていただきました。
また、そのタイミングで礼拝の合図であるアザーンも聞くことができました。
アザーンが聞こえてくると礼拝のために人が集まってきます。そして全員が礼拝に参加するため、売店やロビーは電気が消され、施錠されるのです。
こうして、東京ジャーミイ見学が終わりました。
今回は日本以外の文化に触れることができ、とても良い学びになりました。
また、宗教が主なテーマだったので少し難しかったようですが、それぞれが信じるものの違い、考え方や価値観の違い、建築や装飾などの文化の違いは感覚的に感じることができたようです。
この違いを受け入れ、尊重できることで、世界がもっとハッピーになっていくのだと思います。
今回のアーストリップを通して、この違いを知ることができたのは大きな収穫でした。
このようなハッピーの輪がもっと広がっていきますように。
ライトマン