今日は2月29日。
4年に1度の閏日です!
今回は、幕末から台場(砲台を設置する場所)や要塞として使用されていた『猿島』に行きました。
昔の日本人が日本を守るために設置したこの島には、どのような歴史があるのでしょうか。
▽船に乗って猿島へ出発です!
【猿島を探索しよう!】
猿島は周囲が1.6㎞ほどの小さな島です。
今回はこの島を2時間ほどかけて探索し、どのような歴史があるのかや要塞としての痕跡を探します。
まずは地図を持って、どのような大きさ・形の島であるかを確認。
進むルートが決まったら、早速出発します。
この島は終戦まで一般の立ち入りが禁止されていましたので、比較的多くの自然が残っています。
現代の町並みから船で10分程度行ったところのはずなのに、全く違った景色が広がっているので、少し不思議な感じがします。
この壁には銃弾が撃ち込まれた跡が残っていました。
ひたすら続く石の壁の一部だけがこのように削れており、丸い穴が開いているのが分かります。
島のスタッフの方の話によると、敵襲に備えて射撃練習した後だそうです。
ここは大砲の玉が入っていた倉庫です。
日中にもかかわらず中は真っ暗!よーく目を凝らして中の様子を観察しました。
少し進むと海が一望できる地点に到着しました。
「あっちにはランドマークタワー、こっちは八景島が見えるね!」とあちらこちらをキョロキョロしながら横浜の街を眺めていました。
こう見ると町までそこまで遠くないのも分かりますね。
そこからまた島内の探索に戻ります。
すると、砲台が設置されていた場所を発見しました!
「でかっ!!!」と大興奮の様子。
「どれくらいの大きさかな~」と大きさを調べてみることにしました。
ですが、測るものを持っていません。
そんなときは~?
「1、2、3…」と歩数で長さを測り始めました。
これまでの経験から『歩幅から長さを測ることができる』ということを思いついたのでしょう!
▽「全部で10歩だ!多分10mくらいだと思う!」
島の中には高低差があり、階段を上ったり下ったりをなんども繰り返します。
「はぁー、ちょっと疲れてきたなぁ。」
そんな時には、ベンチで座って腹ごしらえ。
海が見える場所で潮風を浴びながらお弁当を食べます!
お腹がいっぱいになったら時間まで探索を進め、この日の猿島探検は終了しました。
最後に、船の出航時刻までは振り返りをしました。
どのルートを通ったのか、何を発見したのか、それを見てどのように感じたかなどを記録していきます。
歴史背景の理解はできなくても、『実際に要塞が存在する』ということやその雰囲気の違いを肌で感じたと思います。(要塞なんてアニメの中でしか聞かない言葉だったようで、小学校低学年のこの子は実際に存在するということを想像もしていなかったようです。)
【まとめ】
猿島は船で10分程度の場所にあるので、横須賀の町並みが遠くに見える場所です。
普段行くようなスーパーや家電量販店の看板が海の向こうに見えている中で、このような歴史的なことを学べるというもの何か不思議な感じがします。
まさに「過去」と「今」が海を隔てて存在しているようでした。
過去にはこの島を使用していた時代があったこと。
今もこのような場所が残されて存在していること。
現代社会はこのような歴史の上にできあがったことを知ることで、世界や日本の見え方が変わるような気がします。
『過去と今のつながり』を知ることも今を生きるうえで大切なことなのです。
ライトマン