いよいよ12月に入り、今年も残り1か月となりました。
寒い日が続き、子ども達も暖かい服装で登校してくるようになりました。
さて、今回は先日行ったES-TRIP(アーストリップ)の活動の様子をご紹介します。
モンゴルの文化を知るべく、モンゴル人の先生とモンゴル料理を作り、食べ、モンゴルの伝統的な住居であるゲルで宿泊します。
モンゴル尽くしの1泊2日は初めての体験だらけでした!!
【ごはんの時間まで…】
車に揺られること1時間半。
ようやく現地に到着しました!
遠くに見えるゲルに興奮気味の子ども達。
いざ、ゲルに向かって歩き出しました。
初めてのゲル。
「わぁー広い!!」
「こんな感じになってるんだ~」
インターネットで調べてはいたものの、画面の中では大きさは分かりません。
実際に見たゲルの大きさは想像よりも大きかったようです。
▽実家みたいにくつろいでいます(笑)
ゲルの中を見てひと段落したら、付近の散策をします。
周りは山になっていて、様々な種類の植物が生えていました。
▽木にはシカの骨!?
▽木で作られた家もあるよ~
当日の天気は晴れたり、曇ったり、雨が降ったり…。
パッとしない天気が続きます。
▽ゲルの天窓は外側から開くことができます。
モンゴル料理を教えてくれる先生が来るまではクラフトや焚火の練習をしながら時間を過ごしました。
【いよいよ夕食の準備!】
さて、焚火遊びもひと段落。
そんなタイミングで買い物袋をたくさん持った女性が現れました。
そう、今回の先生であるサルガイさんです。
今回はホーショル、ホルホグ、スープをいただきます。
最近は暗くなるのも早いので、自己紹介もそこそこのまま料理が始まりました。
料理の一番初めは石を洗うところから始まりました。
「石なんて洗ってどうするんだろう?」
確かに生活の中で料理に石を使う機会は少ないかもしれません。
洗った石は焚火の中へ。
20個ほどの石をどんどん焚火に入れていきます。
石を温めている間には野菜を切っていきます。
どの料理にも使用するこの野菜たち。
モンゴルは気候的に野菜が少ないのですが、今回使用した人参、玉ねぎ、ジャガイモ、キャベツはモンゴルにもあるそうです。
なので、ひょっとしたら本場に近い味も再現できるかもしれません。
野菜をひたすら切っていくうちにホルホグに使用する石が温まりました。
▽野菜を鍋にセットして
焼けた石を鍋に入れて焼いていきます。
そこから中がしっかり焼けるまで、しばらく鍋を火にかけておきます。
そして、そのホルホグを焼いている間に、ホーショルを作っていきます。
外に行ったり、中に戻ったり、ホルホグを気にかけながら、ホーショルを作っていく。
子ども達は空腹もあって、あっちもこっちも気に掛ける料理に時折疲れた顔をしていました(笑)
▽ひき肉と野菜を混ぜたもの(ハンバーグみたいな感じ)を皮で包んでいきます。
ホーショルは皮で包み終わったら、油で揚げていきます。
これは子ども達には少し危ないので、大人が揚げていきます。
▽一方、そのころ子ども達はグダーーーっとこんな様子でした(笑)
そして料理が完成しました。
おいしそうな香り、空腹が良いスパイスとなり、すぐにでも食らいつきたいくらいのお腹のコンディションです。
「んん~~~!!!おいしぃ~~~~~~!!!!!」
これまで食べたことのない料理に、不思議な感覚ではあるものの、とてもおいしい料理に笑みがこぼれます。
少食の子はたくさん食べましたし、大食いのスタッフはもっと食べました(笑)
食事の時には、モンゴルについての質問をする時間もありました。
しかし、照れてしまってなかなか質問することができない子ども達。
そこで質問タイム終了!なんてことはありません。
スタッフである僕たちからたくさんの質問をさせていただきました。
「モンゴルには海はないけど、みんな泳げますか?」
『海はないし、寒いからプールも少ない。でも川があるから泳げる人はいますよ。』
「ウランバートル(モンゴルの首都)はどれくらい都会ですか?」
『んー。難しいけど、一昔前の川崎みたいな感じかな。高いビルも建っています。でも、電車は無くて汽車が走っています。』
「ゲルは個室がないけど、一人になりたいときはどうするんですか?」
『そんなときは草原に出て一人になります。』
たくさんのモンゴルのお話を聞かせていただきました!!
そうして、この日の活動は終わりました。
翌日は朝ご飯を食べて、片づけをして、気づけば帰る時間。
1泊2日のアーストリップが終わりました。
今回の活動の中で、インターネットでは知ることができないたくさんの情報を体験を通してみることができました。
『百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず』
実際に体験すること、調べた内容を自分自身で確認することには大きな意味があります。
今回の体験を通して得た知識は、国際理解という側面に限らず、今後の人生において多くの場面で活かせるものでしょう。
次回からのまとめでは今回の体験をきっかけに違った側面から自分のテーマを深められるかもしれませんね!!
みんなのまとめがどんなものになるのか楽しみです!
▼当日の活動の様子はこちら▼
ライトマン