今回のアーススクールは前回に引き続き、アーススクールが『どんなことを学ぶ場所』かを確認し、どのように進めていくかを共有しました。
そして本日はこのテーマではどんなことを学ぶのか、自然とは何なのかということについて話しました。
「木は自然かな?」「木は自然だよ」
「動物は?」「動物も森にいたら自然だね」
「空はしぜんかな」「たぶんそうだと思う」
自然の要素には何があるかという枠が定まってきました。
▽ホワイトボードに書きながら、どんなものが自然なのかを考えていきます。
【緑道で生き物探し】
緑道にはたくさんの自然の要素があります。
それは虫、鳥、トカゲなどを見つける場合もあれば、植物の特徴を見つけることができる場合もあります。
広い緑道の中の小さな世界。
大きな木の下の小さな生き物をジーっと観察していました。
何気なく歩いている緑道も、生き物を探すという目標を持って歩いていたら、見えてくるものも変わってくるようです。
木の模様に擬態している虫もパッと発見することができました。
「あ!イモムシいた!!」
▽「こんなところでチョウチョが休んでる!」
【しぜんってなんだろう?】
アーススクールに帰ってからは『しぜんのもの』と『しぜんではないもの』にはどんなものがあるかを考えました。
一般的に考えられるような海や山、川、動物などは「まぁそれは『自然』だよね」という回答が子ども達からは得られました。
そこで子ども達には少し難しい質問を投げかけました。
「動物は自然だけど、動物園の動物はどうなのかな?」
「空気は自然のものかな?エアコンから出てくる冷たい空気は自然のもの?」
「人が植えた木や草は自然かな?」
大人でも線引きが難しいものが多いですが、子どもたちなりの解釈をしながら『自然』というものの大枠を考えることができたのではないかと思います。
【見つけた生き物になりきろう】
最後に、緑道で見つけた生き物になりきるということをしました。
実際に見た生き物たちは、小さくて見えにくかったり、動いてどこかに行ってしまったりします。
足りない情報がある場合には図鑑を使って補足しながら、自分がまねしたい生き物の全体像を明らかにしていきました。
図鑑の生き物は逃げないから見えやすいですね(笑)
そして、実際に生き物のまねっこをしてみました。
これが何の生き物なのかわかりますか??
正解は『クモ』です。
毛布を2枚使用して、自分だけでは足りない4本の足を再現してみました。
▽こちらは何の生き物だと思いますか?
正解は『ダンゴムシ』?のようです。
少し進んで丸くなるを繰り返していました。
【まとめ】
今回は生き物を観察して、実際にまねをしてみるということをやってみました。
まねをしてみる所までを見通して観察に出ると、生き物を再現するためによーーく観察する必要があります。
また、それでも見えないものや分からない動きについては図鑑を使って情報を増やしていきました。
これはアーススクールの学びで必要なサイクルの要素の一つです。
分からない→分かる→新しい興味・疑問→分からない→・・・というようにどんどん学びが深くなっていくことを今年度も期待します!
ライトマン