今回の『ヒトの世界』では前回に引き続き、駅前の広場で人が作ったものには何があるかを探しました。
ヒトが作ったものの中には、目に見えるものがあれば目に見えないものもあります。
地球の中で人間がどのように文明を築いてきたのかということの一端を駅前から探っていってみました。
【人が作ったものってどんなもの?】
はじめに目についたのは前回に引き続いて工事現場です(笑)
自然の世界の中にショベルカーはありませんから、これは完全に人間が作ったものですよね。
他のものについても考えてみました。
「人間が作ったものにはどんなものがあるかな?」
「あの窓はそうかも!」
「確かに窓は人間が作ったね。あと、あの窓についているカーテンも人間が作ったものかもね」
「時間は人間が作ったけど、目に見えないし触ることもできないよ」
鋭い考察です。
時計には触ることができるけど、時間には触れることはできません。
そうやって見てみると、町の中は人が作ったものばかりです。
木も自然の要素に見えますが、植樹されて人の手が加わった状態で育っている木が自然なのかは難しいところです。
【人工物を分けてみよう】
アーススクールに戻ったら、見つけたものを触れるものと触れないものに分けてみました。(見えるもの、見えないものだと分かりにくかったようなので、触れるかどうかで分けることにしました。)
町で見つけたものの中にはどんなものがあったでしょうか?
町の中で見つけたものを分けてみると、圧倒的に触れられるものの方が多い結果になりました。
触れないものの方が見つけるのは大変だったようです。
話が盛り上がったのは『ルール』というものについてです。
ルールは見えないけど、看板などで可視化されているものが多いです。
しかし、看板に書いていなくても守られているルールはたくさんあります。
スタッフ「道でトイレをしないのは何でなのかな?」
子「恥ずかしいからだよ」
スタッフ「じゃあ、みんなが道でするようになったら恥ずかしくないのかな?」
子「うーん…」
今ある常識は社会で決まっているルールが基準になっていますが、海外に行けばこの常識が覆ることもたくさんあります。
自分が帰属している社会の状況によっては、考え方も大きく変わるような気がしました。
【まとめ】
この日は文化や社会というものがどのような要素で作られているのかを考えました。
当たり前に生活している街並みですが、意識してみるとたくさんの人が作ったものに囲まれて生活していることが分かりました。
しかも、知らないうちにその恩恵をたくさん受けていることも感じることができたようです。
意識するかしないかで、モノの見え方は大きく変化します。
これからはもっと凝り固まった視点を壊しながら、たくさんの世界を探求していきたいと思います!
ライトマン