4月も終盤になり、暖かい日が続いています。
さて、今回は『生き物観察の方法』について子ども達と学びました。
生き物といっても、種レベルでの違いもあれば個体差もありますが、子ども達の目にはどのように映ったのでしょうか。
【観察の方法って?】
まず初めに生き物の観察方法について学びました。
生き物の観察には大きく5つの項目が大切になります。
▽以下の5項目を意識しながら観察に挑戦しました。(6はその場で分からない場合もあるので、分かれば知りたいって感じですかね)
この5項目を意識しながら観察を行っていきます。
メモを準備したら観察開始です。
【スクリーンの向こう側】
観察を始める気持ちは高まっていましたが、この日はあいにくの雨。
外に生き物はあまり出ていないので、ネット上に配信されているライブ映像を見ながら生き物の観察をしました。(現地に行かなくても生き物に会える!超便利です(笑))
はじめに観察したのはモンキーパークです。
たくさんのサルがいますが、どのサルに注目するかによって見え方が変わってきます。
ただ座っている
ロープで遊んでいる
屋根の上に上っている
子どもを抱っこしている
人間と同じように、サルにも1匹1匹に性格があるのです。
スケッチをしながら観察を進めます。
次にデンマークの夜の森を観察してみました。
森の中には光る眼をいくつも発見!
夜行性の生き物が徘徊している様子が見られました。
スケッチも大切な要素の一つです。(記憶だと忘れちゃうので…)
ですが動物たちは動いてしまうので、同じ角度で観察できなかったり、画面外に行ってしまったりと、観察をするうえで困っちゃうようなこともたくさんありました。
描いていて、顔をあげたら…。
「あれ、いなくなった!」
野生動物とかくれんぼしている気分です(笑)
他にも、アメリカの羊小屋やゴリラ住んでいるジャングルも覗いてみました。
【観察の成果】
観察が終わったら、観察して分かったことをみんなで共有します。
「ヒツジは何してたの?」「ご飯を食べていた」
「ご飯は何を食べていたの?」「わかんない」
「なんでご飯を食べていると思った?」「モグモグしてたから」
「じゃあご飯じゃなくてベロを噛んでいたのかもしれないよ?」「あーそっか…。」(「そんな訳ないよ(笑)」)
観察は実際に見たものを描くことがとても大切です。
今回観察した中でも『これはこういうものだ!!』と決めつけて、見ていない情報を加えてしまっていることがいくつかありました。
最後は今回観察した生き物をジェスチャーし、当てあうクイズを行いました。
特徴をしっかり捉えることができているかを測ることができます。
「(ドラミングしながら)ウッホ!!」「ゴリラだ!!」「正解!」
あれ、今回の映像ではゴリラはそんなことしていなかったような(笑)
これも見ていない情報を加えてしまっていることの1例です。確かにゴリラはそういう動きをすると知っていたら、ジェスチャーとしては分かりやすいですよね。
また、細部の再現できていないということは今回意識して観察できていなかった部分でもあります。
手を開いているか、閉じているかなどもその動物の生活にとっては大切な要素の1つなのです。
▽「4足歩行で何かを食べている生き物には何がいたかな?」
【まとめ】
今回は観察の中で大切なことを学びました。
最後にホワイトボードを隠して内容を復唱。
見たままを記録するということは簡単なように感じますが、「もぐもぐしている」→『ごはんと食べている』と思ったり「キツネに似ている」→『あれはキツネだった』という決めつけは誤った情報になってしまいます。
そうなると、調べ作業としては不足しているということになってしまいますね。
次回のアーススクールからは自分のテーマを設定して調べ作業を進めていきます。
自然のことを調べるためには観察作業は必要になってくると思うので、今回の学びは今後使える知識として武器の一つになるでしょう。
正しい情報を収集できることで、物事を多面的に見ることができるようになると思います!!
でーーーーも、、とりあえず堅苦しいことは遠くに置いておいて、ひとまずゴールデンウィークを満喫しましょうか。
Lightman