木曜日。
今週もアーススクールに子ども達が登校してきました。
さて、今回の『ヒトの世界』では、先週までの駅前の観察や世界のヒトが作ったものから着眼点を少しずらします。
前回は駅前や世界の国々など場所を移動しながら考えを深めましたが、今回はタイムマシンのように時間軸を移動してみようと思います!
そして、その手段としてこの日は博物館へ行くことに!
子ども達も朝からソワソワしています(笑)
【歴史ってなんだろう?】
この日のテーマは歴史です。
歴史を重ねていく中で人が作って壊してを繰り返した結果が現代の社会を形成しています。
まず、歴史とは何かということについて考えました。
「アーススクールの中から歴史を探してみよう!」
部屋の中を行ったり来たりしながら歴史にまつわるものを探しました。
▽本棚の中には『歴史』はあるかな?
▽歴史の本を発見!現代の生活との違いを探してみました。
歴史について考えるときに、そもそも歴史って何?ということも考えてみました。
そして、子ども達は歴史を『昔から今までの時間』と認識していました。
そこでスタッフから質問。
「昔ってどれくらい前のこと?」
「昨日は?」 「それは違う」
「1か月前だったら?」 「それも昔じゃない」
「1年前は?」 「まだ昔には入らない」
「10年前はどう?」 「昔に入る!」「んー、どうだろう?」「まだ入らないよ」
「100年前だとどう?」 「それは昔だね」
「1000年とか10000年前だったら?」 「それは絶対昔になる」
子ども達の感覚では10年前が昔になるかならないかのラインだそうです。
インターネットでも検索してみましたが、具体的に〇〇年前ということは書かれていませんでした。
皆さんの’’昔’’は何年前からですか?(笑)
【そして博物館へ】
歴史についての認識や学ぶことを確認したら、早速博物館へ出発します。
当日は横浜市歴史博物館にお邪魔しました。
アーススクール周辺の地域やそこに住んでいる人々がどのような歴史を積み重ねてきたのかについて学びます。
▽とても天気が良かったので、歩きながら町並みを観察して移動しました。
博物館では横浜市や都筑区の歴史について学びました。
展示の中には『ヒトの世界』に関わる部分として、道具の歴史や装飾品、村や国の作られ方などについて知ることができました。
じっくり見て書き写すという作業をしている様子です。
それは何なのか、形や大きさはどうなのかなどを記入することで今回の見学をより具体的に記録に残すことができると思います。
細やかに情報を残すことができると、今後調べ作業をしていく中でそれがヒントになるかもしれません。
自分の興味のままに綴られるこの記録が積み重なることで『自分だけの教科書』になっていくのです。
▽現代の暮らしとは違うものだらけ。家、服、道、仕事などなど…。挙げればキリがありません。
ただ、博物館の中の展示には難しいものもたくさんあります。
漢字がたくさんあったり、歴史背景を理解しないと分からなかったりと小学生には理解が大変な場面もしばしば。
でもそんなときには映像展示を利用します。
動画と音声で、それがどうして展示されているのかについて解説してくれるので理解が進みます。
また実物大の展示を見ることができるのも子ども達が博物館で見学することの大きな意味だと思います。
インターネットで情報をたくさん得ることができる現代ですが、写真では大きさや細かい質感までは見ることができませんからね。
「ざらざらしてるね」
「なんかキラキラしている感じがする」
「すごい細かく作られているんだなぁ!」
こうして博物館での見学が終わりました。
【まとめ】
アーススクールに戻ったら、この日のまとめ。
それぞれ注目しているポイントが違うので、スタッフも「へーそんなところ見ていたんだぁ」と感じるようないい着眼点がたくさんありました。
神奈川県や横浜市、都筑区という自分たちが住んでいる地域について知ることで、身近にこのような歴史があることを知ることができました。
また、あの木でできた家に住んでいた人たちが開拓してきた土地に私たちが住んでいるということも実感できたのではないでしょうか。
ヒトの世界というのは広く深い、複雑なものですが知っていくと面白いものなのです。
▽当日の活動の様子はこちら!
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