先週のヒトの世界はSBALさんに来ていただき、世界の音楽について教えていただきました。
今回はそれらを踏まえて、自分で調べるテーマを決定します。
子ども達はどんなことに興味があり、何をテーマに選ぶのでしょうか?
【世界にはどんな国がある?】
自分のテーマを決める前に、世界にはどんな国があるのかを世界地図を使って調べてみました。
ニュースなどで耳にする国くらいは知っているようですが、海外にはどんな国がいくつあるのかは知りません。
▽SBALさんが行ったことがある国ってどこだっけ?
国によって、言語、文化が違うのは子ども達も理解しています。
ただ、国民性や地域のルールなど不可視なものは未知の領域のようです。(スタッフも分からないことが多いです。)
「他の国の人はどんなことを考えているのかな?」
日本では当たり前のことでも、海外に行けばそうではありません。
本を見ながら、人の考え方についても考えてみました。
「泥棒はやったらだめだよね?」
子「絶対だめだよ」
「じゃあご飯を食べられない人が盗っちゃうのは?」
子「だめだと思う」
「お金がもらえなくて、ご飯が食べられなかったら死んじゃうかもしれないよ」
子「そういうときは誰かにもらえばいいんじゃないかなって思う」
「みんなお金が無い場所だったらどうする?」
・・・・
話をしていきながら、国や地域によってルールや人の気持ちが違っていることを知っていきました。
日本という恵まれた環境の中に住んでいると、知らない世界もたくさんあります。
一側面からだけでなく、多面的に物事を見ることができることで、自身の考え方も変わっていくのではないかと思います。
▽本を読んで、人の考え方の違いについても学びました。
【テーマは何がいいかな?】
そうして、いよいよ自分のテーマを決める時間になりました。
先ほど、『人の考え方がどうなっているか』と少し難しい内容について述べましたが、テーマ自体は難しくする必要はなく、日本と世界の面白い文化の中で’’知りたいな~’’と思うことを調べるのが一番大切です。(難しくても好きならぜひ挑戦してほしいです!)
悩んでいる時間もありましたが、そんな時にふと一言。
「おいしい食べ物って何かな?」(お昼の時間が近かったからでしょうか(笑))
パッと思い浮かんだものから、彼のテーマは食べ物になりました。
食べ物とは言っても、世界には多くの食材・料理があり、食べるということはヒトが生きていくうえで必要不可欠なものです。
テーマが決まったら、自分が好きな食べ物がどこの国で作られているのかを調べてみました。
一方、彼女が決めたテーマは『世界の建物』です。
文化や歴史によって大きく形が変わるほか、その地域の気候なども大きく関係しています。
「高い建物がいっぱいあるのはなんでだろう?」
「真っ白な壁ばっかりだね」
見た目だけでもわかることがたくさんありました。
▽「運河の横に家があって…」 家の形や周りの様子をスケッチします。
【まとめ】
最後は調べた内容を発表して、みんなに共有しました。
ホワイトボードを背に、調べたことを順番に発表しました。
これからは個々の調べ作業も増えていき、それぞれが調べたことを共有する時間も増えていきます。
その中で『相手への伝わりやすさ』など調べること以外の技術も身につけていくことでしょう。
とにかく、子ども達には調べることの楽しさをどんどん知ってほしいと思います。
ひとまず、世界の食、建物という中でも、よりディープな内容にどんどんハマっていって欲しいものです。
ライトマン