~ヒトの世界~『テーマ研究②』6月22日

今回のアーススクールでは、これまでに引き続き、建物について調べました。

 

前回は竪穴住居を見て、様々な生活の中での工夫を発見しました。

そこからどんなことを感じ、今回はどのようなことを調べたのでしょうか?

 

【生活の中での建物の役割】

今回は竪穴住居から現代までの建物を、時代を追いながら調べていきました。

縄文時代と現代では建物のスタイルや生活の様式が全く違い、現代の建築物には過去の建築の技術や工夫が蓄積されています。

 

昔の家と自分の住んでいる家と比べてみたら、家の中の違いは一目瞭然。

比較する中で、家の中に光がどれくらい入るか、寒さをしのぐことができるか、防犯の設備はどれくらいのものかなど、電気のない時代の工夫もいくつか発見したようです。

 

当時の人達がどんな生活をしてたかを想像しながら調べていきました。

▽メモも見たままを丁寧に写していきます。今の家にはない用途の部屋も見つけました。

 

黙々と調べ続けて2時間が経過。時代は進み、現代(令和)の家を調べる時間になりました。

 

身近だから簡単かと思いきや、現代の家は昔の家を理解するよりも難しかったようです。

IoT(Internet of Thingsの略)住宅なども増えてきており、よく聞くようになったような気もしますが、子ども達には聞き馴染みがないようでした。

 

その中のワンシーン

 

子「スマートキーってなに?」

スタッフ「車とかに使われているカギだよ。」

子「普通のカギと違うの?」

スタッフ「家とかでよく見るような挿して回すやつとは違うね」

 

あまりピンと来ていないようだったので、実際に車を見に行ってみました。

 

カギが近くにあるだけで開錠、施錠ができるシステムに興味津々の様子。

タブレットなどの電子機器は簡単に使いこなしてしまう子ども達ですが、まだまだ知らない世界もあるようですね~。

 

【今日の学びはどうだったかな?】

先日のスタッフとの勝負が引き分けだったことに納得がいかなかったようで、今回は気合を入れて調べ続けていました。

時系列に沿った説明ができているうえ、スタッフからも質問にも流暢に答えることができていました。

たまに「それは調べていない…」ということもありましたが、それについても「じゃあ、次の週で調べることにする」と前向きにチャレンジする姿勢は崩しませんでした。

 

縄文の家

平安貴族の家

侍の家

江戸の家

私たちの家

 

山盛りの情報を相手によく頑張りました!

 

【まとめ】

今回のように、学び方が分かってくるとトントン拍子で調べ作業が進んでいきます。

また、新しい情報を知ることで情報同士がリンクし、「これがこうなるのか!」という理解が増えれば楽しい学びになっていくでしょう。

 

続けていけば新しい疑問や興味が出てくるので学びに終わりはないのですが、それが’’調べる’’ということの醍醐味ではないでしょうか。

これからも子ども達とともに、学び続ける姿勢とそれができる環境を大切にしていきたいと思います。

 

ライトマン