この日のアーススクールは「自然 」テーマの夏休み前の最終回です。
4月からの13回の学びを通してそれぞれのテーマについて学び、前回まではまとめを行ってきました。
今回は前回までに終わらなかったまとめを少し行った後、これまでに学んできたことを発表します。
どのような発表が完成したのでしょうか?
【まとめのラストスパート】
この日で、前回までやってきたまとめを完成させます。
予定している内容を完成させるには、少し時間が足りないような予感…。
それでも、できる限りをまとめられるように作業を進めていきます。
「絵とか内容で書けなかった部分は喋って発表することにする!」
自分が伝えたいことを最大限に発表できるように、書き作業と並行して発表内容の調整も行っていきます。
▽「こんなふうに話そうかな~」と、実際に自分が発表していることを想定しながら、まとめを進めます。
一方、こちらはカニをテーマに紙芝居を作成しています。
自分が調べていく中で見たものや新しく知ったことを、絵にまとめていきます。
紙芝居形式でやることを選択したので、絵に合わせて話すことも必要になります。
何を話せばいいかも同時に考えながら絵を描いていきます。
【発表の時間】
いよいよ発表の時間です。
これまでにどんなことを学んできたのかを聞いている人に伝える大切な時間です。
はじめに、カニの紙芝居の発表です。
『ベーリング海のカニ漁』について調べてきた内容を発表しました。
この子は小学校1年生。
これまでに人前で発表するという経験はほとんど無いようです。
前で話し始めると何を話していいのかわからず「分からない…。」と呟きます。
でも、上手に言葉にできていないだけであって、学んだことや理解していることはたくさんあります。
ここからは、聞いている人からの質問を受け付け、一問一答形式で進めることにしました。
子「かごでカニを捕まえるの」
スタッフ「かごってどんなの?」
子「大きさはね、人より大きいよ」
スタッフ「人っていっても、小学生くらいの人もいれば、2mを超える身長の人もいるよね。どういう人のこと?」
子「忘れたかも」
スタッフ「それは忘れたの?それとも知らないこと?」
子「調べたけど忘れた」
自分が知っていることと知らないことを区別しながら発表を進めることができました。
続いて、貝についての発表です。
こちらは模造紙に書いた内容をベースにスラスラと発表を進めることができました。
また、発表に関わるイラストもついているので、聞き手の理解も進みます。
この発表は大きく『危険な貝』『貝の歩き方・足』『貝の仲間』『貝の身体の不思議』『感想』に分けて発表をしていました。
また、先ほどと同様に質問時間もありましたがスラスラと答えることができました。
アーススクール2年目のこの子は、調べ方や発表の仕方が分かってきているように見えました。
【まとめ】
こうして夏休み前最後のアーススクール『自然』が終わりました。
これまでに学んできたことが自分の中に蓄積されていって、それを発表(アウトプット)することで自分の中での理解も進みます。
そうして得られた今回の学びの成果は、それぞれの生活の中でふとした瞬間に使える知識かもしれません。
今回のアーススクールの時間に関わらず、日々の中での学びを今後もたくさんしてほしいと思います。
楽しい夏休み中にはどんな学びがあるのでしょうか!!
ライトマン