今回のアーススクールは、現在、バンド『OAU』で活動されているKAKUEIさんをお招きし、音楽やリズムの楽しさについて教えていただきました。
そして、今回はリズムというものをより楽しく学ぶためにパチカという楽器を使って授業をしていただきました。
パチカは2つの球がひもでつながっていて、球の中には砂利のようなものが入っている楽器です。
音は球同士がぶつかるカチカチという音と、中の砂利が振れるシャカシャカという2種類が主で、それらを組み合わせてリズムを生み出していきます。
また、このパチカという楽器を生みだしたメンバーの1人が今回の講師のKAKUEIさんだというので驚きです!
パチカを作ったKAKUEI先生にパチカやリズムについて教えていただきます。
【パチカってどうやってやるの?】
今回使用するパチカという楽器ですが、子ども達はそもそもパチカという楽器を知りません。
これから何が始まるのかが全く分からない状態で活動が始まりました。
▽『この中から一つ好きなやつを選んでごらん!』「なにこれ?」
▽この楽器が『パチカ』です。
では、早速パチカの練習開始です。
子ども達は、ひもの端を持ったり、球をつかんで振り回してみたりと使い方の見当がつきません。
なので、まずはパチカの持ち方を教えてもらいました。
KAKUEIさん「まずピースをして、そこの指の間にひもを挟むんだよ」
子「こうやって持って、どうすればいいの?」
KAKUEIさん「ここから球を持って振ったら音が鳴るでしょ」
子「こうやってやるんだ!」
球の中の砂利の音がシャカシャカと鳴り始めたところで、なんとなくどういう楽器なのかが分かり始めたようです。
▽「1・2・3・4!」とみんなで合わせながらリズムを刻んでいきます。
【コツをつかみ始めると!】
次は違う技に挑戦!
球を離して手を前後に振ってみます。(KAKUEIさんのアドバイスでは「『ごめんごめん』の手を繰り返すとできる」そうです。)
すると、遠心力で球が前・後ろ・前・後ろと行ったり来たりします。
子ども達の手の大きさでは球を持つのが少し難しいようですが、その難しさが子ども達のやる気をさらに引き立てます。
パチカを頬に当てて鳴らす『HPT』という技にも挑戦します。
HPTはホッペタの略称で、この技もKAKUEIさんが考えたものだそうです。
▽頬に当てて演奏すると、音階のある音が鳴ります。
KAKUEIさんの技も見せていただきました。
何がどう当たってこのような音になっているのかが全く分からないほどの演奏です。
パチカの球があっちに行ったりこっちに行ったり!
最後にはスタッフも入ってみんなでセッション!
1人1人のリズムが合体して、1つの音楽が出来上がります。
自分のパートが音楽の一部になるのはとても気持ちがよく、子ども達もノリノリです!
これでパチカの練習は終了。
最後に、この日に学んだことをワークシートにまとめました。
KAKUEIさんのお話は音楽をやっている人の中でも、かなりレアな経験についてのお話が多かったように感じます。
パチカを作ったときのこと
新しい技を作ったこと、技に名前をつけたこと
大きいライブに出たときのこと
パチカの楽譜を創りたいと思っていること(パチカの楽譜は存在しません)
『楽譜を創ろうと思っている』なんていう言葉は、スタッフ(ライトマン)もこれまでの人生で1度も聞いたことがありません(笑)
このようなKAKUEIさんにしかできないお話に、子ども達は(もしかしたらスタッフの方が?)大興奮でした!
【まとめ】
今回はKAKUEIさんに授業をしていただき、子ども達はたくさんの初めての体験ができたと思います。
また、楽器やその技などたくさんのものを生み出してきたKAKUEIさんのお話しもとても新鮮だったのではないでしょうか。
新しいものを生み出すということは『こうなるんじゃないか』『こうなったらいいな』という発想が大切になります。
もしかしたら、アーススクールの子どもが数年後に新しい楽器を作っちゃったりなんかして!(笑)
子ども達には今回のKAKUEIさんの授業を糧に、柔軟な発想でたくさんのことに挑戦してほしいと思います。
ライトマン
▽当日の活動の様子はコチラ!