夏休み明けの『ヒトの世界』テーマでもいよいよアーストリップの日がやってきました。
今回は横浜中華街にて、中国の文化について学びます。
また、この週の週末には『雙十節』というイベントがあり、街もイベント仕様に装飾され始めていました。
※10月10日は雙十節(そうじゅっせつ)という台湾の建国記念日であり、当日は横浜中華街でも祝賀パレードや獅子舞の演出などが行われるようです。
さて、中華街でどのような日本との違いを感じることができたのでしょうか。
【中華街散策】
駅から少し歩くと、中華街の入り口となる門が見えてきました。
ここまでの道のりで見た建物とは明らかに違った色使いや装飾が施されています。
子「なんか細かい模様とかがついてるね」
なぜこのような装飾になっているのかはその時点では分かりませんが、それでも雰囲気が異なることは感じたようです。
▽「看板が赤で金色の文字を使っているとか、案内板をライオンみたいな動物が支えているのはなんでだろう???」
少し進むと中華街感が増し、看板の文字も漢字が増えてきました。
また、看板を含む街の色は、赤と黄色の2色を用いているものが多いように感じます。
【大通りでのたくさんの疑問】
いよいよ中華街の大通りに入っていきます。
その煌びやかな装飾、赤と黄色の町並みに圧倒されてしまいそうです。
マスコット、装飾、売店のぬいぐるみなど町のいたるところにたくさんのパンダがいました。
「なんでパンダがたくさんいるんだろう?」
『パンダといえば中国』という感覚がまだない小学生には確かに不思議でしょうね。
最終的には、街の人がパンダ好きだから飾っているという想像までしていました。
▽町の中には『雙十節』イベントのポスターもたくさん貼られていました。
自動販売機も中華街仕様になっています。
「売ってる飲み物は見たことあるけど、自動販売機自体の柄は見たことないな」
さらに進むと、そこには左右から通路に飛び出す看板たち。
こういう風景もここならではのものかもしれませんね。
また、歩いている最中には仕入れや仕込みをしている様子も見ることができました。
ランチの時間に合わせて準備をしているようで、お客さんとして食べに来る時間には見ることができなかった光景でしょう。
▽看板、メニューには日本の常用漢字でない漢字が並び、店員さん同士の会話からは中国語?が聞こえてきます。
スタッフ「これは何だと思う?」
子「んーなんだろう…」
こちらも普段の生活ではあまり見かけない光景。
北京ダックが調理され、吊るされています。
でも、中華街の大通りから1本道を外れると見慣れた町の風景に戻ります。
「なんか戻った感じする」と、中華街、中国文化と日本の違いを肌で感じたようです。
▽町の色は落ち着き、先ほどまで歩いていた道とは雰囲気が全く変わりました。
【中華街を味見しよう!】
最後に台湾風唐揚げの『鶏排(ジーパイ)』を食べてみました。
ねらいとしては、日本で知られている一般的な唐揚げと何が違うのかを知ることです。
注文が届いたので手に取ってみると、日本との違いは一目瞭然です。
「えー!めっちゃデカっ!!!」
鶏排は平たく大きな鶏肉を使った唐揚げでした。
お昼が近づきお腹も減っていたので、大きな口を広げて唐揚げにかじりつきます!
「うん!うまい!」と満足げな様子。
味はスパイスが効いた独特な味で、「なんて言ったらいいのか分からないけど、日本の唐揚げとは違うのは分かる」と味の考察もできました。
【まとめ】
今回の中華街散策では、今まで見てきた日本の町並みとは全く違った様子を体験することができました。
また、『パンダがなぜたくさんいるのか?』のように、これまでの子ども達の知識・経験にはないような発見もたくさんできたと思います。(大人はニュースなどでパンダが中国にいることは知っていますからね)
実際に様々な場所へ足を運び、五感を使って活動を行うことで、これからの『知りたい!』という意欲につながって行けばいいなぁと思います。
ライトマン