~自然 じねん~『緑道から森林を知ろう』10月18日

今回のアーススクールは特別編!!!

 

講師として竹田さんをお招きし、緑道で森林について教えていただきます。

※竹田さんが普段活動している場所では『たけだ隊長』と呼ばれているそうなので、私たちも『たけだ隊長』と呼ばせていただきました。なお、ブログでも以下はたけだ隊長と記載します。

 

前半は緑道で木や植物の観察、後半は自然物を使ってのクラフトを実施します。

この日の行程についての説明を聞いたら緑道へ出発です!

 

【緑道の森はどんな森?】

緑道は普段から使っていますし、たくさんの植物があることを子ども達は知っています。

では、そんな緑道はどのような森になっているのでしょうか。

 

まず初めに見つけたのは大小さまざまなたくさんのどんぐりでした。

 

たけだ隊長「もしここが山の森だったら、クマが好きそうな場所だね」

子「クマがどんぐり食べるからだよね」

 

ここではキンモクセイを見つけました。

「いいにおいがする!」と子ども達はクンクンしていましたが、「このにおいが好きじゃない人もいるんだよ」とたけだ隊長は教えてくれました。

普段からここの前は通りますが、ここまでしっかりと足を止めて観察したのは初めてかもしれません。

▽キンモクセイ:きれいなオレンジの花が咲いています。

 

次に発見したのはキノコです。

緑道にはキノコがたくさん生えていますが、子ども達の中では『キノコには毒がある』というイメージが強いようで、あまりキノコに触れることはありません。

ですが、キノコも森林では非常に重要な役割を担っています。

 

たけだ隊長「キノコがあったよ。このキノコは虫に食べられているね。」

子「ほんとだ。虫ってキノコ食べるんだね。」

 

キノコは木と共生するほか、虫などの生き物の栄養源としても重要な役割を果たしているのです。

 

緑道の状態についても聞いてみました。

 

たけだ隊長「ここの緑道はかなり管理されている方だと思います。草の刈られ方や木の枝の伸び方の感じを見ても、手入れをされているなぁっていうのは見たら分かります。例えば、ここ一帯を数か月から数年くらい放置したら、草がどんどん伸びちゃって、今通路になっているところでも歩けなくなっちゃうところもあるんじゃないかな?」

 

緑道は、たけだ隊長が普段お仕事をしているような森林とは違うようですが、どのような点が管理されているかは見たら分かるようです。

何気なく使っている緑道ですが、地域の方々が使用しやすいようになっているんですね。

 

発見したものは緑道を拡大した地図に記録していきます。

ここには食べられる植物がある、ここは蚊が多いなどを記録していくことで、緑道の自然がどのような場所かについてのオリジナルマップができるのです。

遊んでいるときに見ている緑道とは違った形での緑道を見える化することができました。

 

【森林の恩恵を受けよう】

授業の後半では森林を活用の一例として、枝を使ったクラフトに挑戦してみました。

枝を削って、バーニングペンでサインを書いて、オリジナルのキーホルダーを作成します。

▽このクラフトを見据えて、緑道でいい枝を拾ってきていました!

 

ピーラーで木の皮をむいて、白い部分まで到達したらそこに字を書いていきます。

▽「なに書こうかな~」と張り切っています!どんなキーホルダーが完成するのでしょうか!?

 

文字を書き終え、最後に金具をつけたら…

 

完成です!!!!!!

『うらないぼう』というアクセサリーを作成したようです。

自分のイメージ通りに作ることができたようで、とても満足げでした!

 

【まとめ】

今回の『緑道から森林を知ろう』では、たけだ隊長から森林についてたくさんのことを教えていただきました。

そして今回一番大切なことは、私たちは森林から恩恵を受けながら生活していることを改めて知ることができたということではないでしょうか。

 

私たちの生活と森林は、切っても切り離せないほど密接にかかわっています。

それは、今回のような食物やクラフトだけでなく、木材としての使うことや水源としてのはたらき、街の災害防止を担うなど多くの場面で私たちの生活を豊かにしてくれています。

今回の体験を通して少しでも森林を身近に感じ、これからは健康な森を作る担い手としての視点を大切にしてほしいと思います。

 

ライトマン

 

▽当日の活動の様子はコチラ!

 

 

ライトマン