今回のアーススクールは、授業の前半で前回のテーマ研究の続きを、後半では翌週の博物館見学の予習を行いました。
博物館で見学する展示の中には『和食』が含まれており、この子のテーマである『世界のデザート』に関係する展示もあるかもしれません。
今回はどのような学びや発見があったのでしょうか?
【世界のデザートの大会】
今回も前回と同様にデザートの世界大会について調べました。
特に興味を持ったのはWPTC(ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ)という製菓の世界大会でした。ここでは、スーパーやコンビニ、飲食店で見るようなデザートとは見た目も大きさも製作時間も全く異なる煌びやかなスイーツがたくさん作られます。
そのうえ、この大会に参加できるのは国内で選抜された選りすぐりのパティシエばかり!
「こんなバランスで作ったら崩れちゃいそうじゃない!?」
高さを出したデザートがバランスを崩して壊れてしまったり、アイスを使った作品なのにアイスが溶けてしまったりと、競技として作るデザートの難しさも感じたようです。
また、同時に『材料には何があるのか』や『どのような調理方法で作られているのか』をまとめました。鳳凰や花などきれいな菓子細工が興味の中心にあるようです。
材料は動画とウェブページを見ながら何が使われているのかを調べていました。
動画では名前の分からない粉や液体などが次々に入れられていくので、調べるのには苦労したようです(笑)
▽「あー、また粉入れちゃったけど何か分からない…。」
【博物館への準備】
授業の後半では来週の博物館見学に向けて予習をしました。
というのも、展示内容は一般の方向けのものなので、小学生には分からなかったり難しかったりします。
ですので、少しでも実物を見ながらの展示を理解するために、いくつかの情報を知っておくのです。
大まかに和食とはどういったものかを学んだら、自分のテーマである『デザート』と『和食』の共通する部分として、『和スイーツ』についても調べてみました。日本にもたい焼きや団子など昔から親しまれているデザートが数多くあることが分かりました。
▽博物館のHPを見ながら、展示にどのようなものがあるのかを調べていきます。
また、この展示では日本独自の文化である和食の中から、食材や生産地、発酵食品などについての展示があるようです。
子「発酵ってなに?」
スタッフ「微生物を入れて、長い時間を置いておいたら食材になるっていうことだよ」
子「その間に腐っちゃったりしないの?」
スタッフ「それは腐らないみたいだよ」
子「なんで時間が経っても食べられるのかな?」
スタッフ「たしかにお腹痛くならないのはなんでだろうね?」
・・・
他にもたくさんの疑問が出てきますが、スタッフの僕も正直分からないことばかりです…(笑)
詳しい部分は、当日に博物館で子ども達と一緒に学んできます(笑)
発酵の一例として、もあなのいえ(学童)で作っている最中の醤油のにおいをかいでみました。
「ぐちゃぐちゃして見た目は気持ち悪いけど、ちゃんと醤油のにおいがする!」
最後に博物館の館内MAPを見ながら、自分のテーマのほかにどのような内容を見たいかを考えました。
恐竜の骨格標本や動物の剥製、水曜日の自身のテーマである貝など多くの見たい・知りたいを思いつくことができました!
【まとめ】
来週の博物館見学に向けて準備は万端です。
博物館の展示の中には、自分のテーマを調べていくうえでのヒントや新しい興味がたくさんあるはずです。
この見学が子ども達のテーマ研究の新たな起爆剤となりますように!
ライトマン