朝からウキウキ気分で登校してきたこの子。
水族館で購入した貝殻をもってきたようです。
「今日はこの貝殻たちを調べるの!」とやる気満々!!
【貝の個性を知る】
今回は購入したたくさんの貝殻を1つずつ調べることにしました。
先週、たくさんの見たことのない貝を自分のものにすることにできたのがとてもうれしかったようです。
手に入れた貝の種類の同定や測った大きさをワークシートに記入していきます。
貝の長さを表す用語である『殻長』や『殻高』などを用いて、どの方向から図ったのかを分かるようにしています。
だんだんと貝における専門的な用語も理解できるようになってきたようです!
こちらは10月ごろに3週に渡って調べたルリガイです。
「なんかちょっと色が薄い気がする」と、まるで貝の玄人のような言葉が漏れました(笑)
こちらも実物を見ながら、スケッチと大きさ調べを行っていきました。
貝の図鑑に記載されている大きさと比べてみると、図鑑とほとんど同じような大きさの貝殻もあれば、記載よりも2~3cm(貝の身体の30パーセントほど)も小さい貝殻もありました。
図鑑に記載されている数値はあくまで平均ですから、成長度合いや個体差によってそのような数値のばらつきがあったのでしょう。
また、中には図鑑に載っていない貝がいくつもありました。
こちらはインターネットを使って、その貝の特徴を入力しながら同じ種類の貝を探しました。
「『巻貝 白とオレンジ 神奈川県』で検索してみよう!」
・・・検索中・・・
「写真出てきたけどぜんぜん違う貝ばっかりだ…。」
マニアックな貝もいくつかあったようですが、1つずつ特徴を観察しながら種を見分けていきました。
【真珠をよーく見てみると…】
先日の水族館見学で取り出した真珠についてもデータを集めました。
大きさや形、色などを細かく調べ、ワークシートに記録していきます。
「真珠の端に黒いところが着いているのは何でだろう?」
これは母貝との癒着部分で、真珠を生成する過程で自然に出来上がるものです。
本物の真珠を手に取って観察したからこそ知ることができた知見でした。
▽スケッチの際には白や緑、ピンクや水色など様々な色を使いました。真珠は光の反射の角度によって様々な色を見せてくれるようです。
【まとめ】
様々な種類の貝を調べてみることで、図鑑をパラパラとめくっているうちには見つからなかった情報が新たに見つかってきました。
図鑑にない情報、自分自身で見たから分かった情報など、自分の目で見たことや体験したことを蓄積させながらこれからも学び続けてほしいと思います。
ライトマン