今回は貝の博物館見学に行ってきました。
この子は貝をテーマにしているので、自身のテーマに関わる展示ばかりがある超贅沢な授業になります!
早速、館内に入ってみます。
館内に入ると何やら慌ただしい空気。
話を聞くと建物が停電になってしまったようで、展示室の電灯がつかないとのことでした。
本来であれば閉館になり、スタッフの方々は停電の対応をする予定だったと思うのですが、今回は特別に中を見せていただけることになりました。
暗い館内にお邪魔します。
▽入ってすぐの所には貝で作られたお神輿がありました!
館内は当然貝だらけ。
この子はこれまでに貝についてたくさん調べてきているので、事前に持っている情報もありましたが、それが到底及ばないほどの展示の量。
きれいな貝や面白い形の貝などを見ながらどんどんと奥に進んで行きます。
大きな展示室に入りました。
もちろん中は真っ暗です。
施設の方が懐中電灯を貸してくれたので、それを使って展示を見ました。
真っ暗な中にポツンと懐中電灯が灯る博物館の館内は、まるで夜の海のような雰囲気。
通常営業の時より面白いかもしれませんね(笑)
▽展示の中から自分が知っている貝を探します。懐中電灯を使った貝探しはゲーム感覚で楽しいようです!
ここで博物館の学芸員の先生に来ていただき、貝について教えていただきました。
真鶴の貝がどのような様子なのか、この子の好きな貝にはどのような特徴があるのかなどを詳しく教えていただきました。
また、この展示がどのようにできたのかについても教えていただきました。
展示の中には標本(本物の貝殻)が多く使用されていますが、一部のウミウシなどの中には前の館長さんが紙粘土を使って作成したものもあるそうです!
また、この日の朝に近くの海岸で採取されたウミウシを特別に見せていただきました。
たくさんの種類のウミウシがバケツの中で泳いでいます。
触ると不思議な感触。
「なんかヌルヌルする…」とこの子にとってはあまり好きな触感ではなかったようです(笑)
また、特別なウミウシの種類もいくつか教えていただきました。
その中で、僕(ライトマン)が一番興味を持ったのは『チドリミドリガイ』というウミウシです。このウミウシは餌である藻類を食べ、その中の葉緑体をそのまま自身の細胞に取り込み、光合成ができるウミウシだそうです。
そんな特異な生き物なんて聞いたことがなかったのでびっくりです!
気付けば、子どもよりもアーススクールスタッフの質問が増え、子どもと同じくらい大人も楽しんでいました。
また、近くの海岸に打ち上げられたクジラの骨の展示を持たせていただきました。
「大きいけど結構軽い!」
この種類のクジラは骨がスカスカで軽くなっているのが特徴なようです。
インターネットや図鑑では知ることができない、触感や重さを体験することができました。
貝の種類は相模湾、日本、世界とたくさんの種類の標本があり、図鑑の写真が実物になっているかのようです。
また、図鑑では見ることができないような展示方法の貝をいくつも見ることができました。
▽オウムガイの中身はこのようになっているんですね~!
▽日本で一番小さい『ミジンワダチガイ』です。「え?どこにある?」と、懐中電灯ではどこにあるのか分かりにくかったようでした。
▽テーマ研究で調べたヒザラガイ。でもこんなに種類があるなんて図鑑には載っていませんでした!
他にも、『二枚貝で神経衰弱』や『貝のイラスト記録』など貝に関わるたくさんのワークを体験することができました。
自分では調べ尽くしたと思っていた『貝』でしたが、実際はもーーーーっと奥深いものなのです。
帰る直前にはホラ貝吹きに挑戦!
子どもは照れちゃって「いや、大丈夫…笑」と隠れてしまいましたが、その分スタッフが体験させていただきました。
▽博物館の職員の方が「これは難しいです」と言っていた貝を簡単に鳴らしてしまうほっしー(笑)
こうして今回の貝の博物館の見学が終わりました。
これまでに貝についてタブレットや図鑑を使って調べてきましたが、貝専門の博物館に来てこれまで知らなかった情報を知ることができたり、見たことのない貝を見られたのは、この子にとっていい刺激になったのではないでしょうか!
このような新しい刺激から調べたい欲求の新たな扉が開いてくれたらうれしいです!
楽しい見学でしたが、来週はまとめ最終日。
ひとまず急ピッチで完成を目指します…(笑)
ライトマン