前回までの調べ作業を終えて、いよいよ今回からは『まとめ』に入ります。
これまでに調べてきたことの集大成として、自身で選んだ媒体を用いてまとめを作成します。
子どもたちが選んだのは、それぞれ紙芝居と模造紙まとめ。
さて、この日を入れて残り2週ですがどれだけ進めることができたのでしょうか?
【どうやったら分かりやすくなるかな?】
この子は紙芝居形式で『デザート・スイーツ』についてまとめます。
また、昨年度から通っており、まとめの経験もたくさんあるので、スタッフから何を言わなくてもスラスラと書き進めていました。
これも、これまでに調べた情報があってこその結果だと思います。
▽「この絵があった方が分かりやすいから!」と、イラストなどにもこだわりながら進めていきます。
書き進める順番についてはスタッフからアドバイス。
スタッフ「『デザートが何か』を初めに発表するのはいいけど、その次に『世界のアメ』がくると、何で急にアメ?ってなるかもしれないと思うんだけどどう思う?」
子「たしかに。アメはもっと後ろの方でもいいかも。」
スタッフ「じゃあ、順番的に次にあると分かりやすいのは何かな?」
子「日本のスイーツを発表して、その中のアメがあるっていう話の方が分かりやすい気がする。」
スタッフ「そうかもね!そういう風に聞いている人が分かりやすい順番を聞き手の立場に立って考えてみるといいと思うよ。」
子「分かった。」
調べた本人にとってはすべて知っている情報ですから、全くデザートについて知らない人向けに伝える順番を考えるのは難しいと思います。
自分が何も知らなかったときを思い出し、ひたすら順番について悩み続けながら作業を進めていました。
【終わるのかコレ!?】
一方こちらは『どうしてヒトが生まれたのか』というテーマを模造紙にまとめていきます。
前週に頑張って進めたので、調べ作業は終わっています。
今回は模造紙に書き込むためのレイアウト決めからスタートしました。
始めてすぐのうちは「全然終わるから大丈夫」ともう一人の子の様子を覗いたり、何度も何度も休憩時間を取ったりと、なかなか集中力が続きません。
やっとの思いで完成させたレイアウト。
ここからは自身が学んだことを作成したレイアウトに沿って模造紙に書きこむ作業に進んで行きます。
「意外に紙大きいなぁ。まぁたぶん終わると思うけど。」
前にも模造紙の大きさは確認していましたが、実際に自分の書く分量が分かったうえで紙をみるとかなり大きく見えたようです。
実際に書き始めると、字の大きさを見て再度ショックを受けます。
当初レイアウトの段階でイメージしていた分量と書き始めてから模造紙の埋まったマスの量が違ったようです。
「この文字の大きさで全面埋めるってなったら結構時間がかかりそうな感じがするなぁ」
表なども入れていくとそれに伴って時間もかかっていきます。
「えー!こんなに時間かかるの?これ終わらないかも…」
時間が経つにつれてだんだんと自信が無くなっていくこの子の様子を見ていて、スタッフ的には『やっぱりな~(笑)』といった感じ。
この子にとってこれが初めてのまとめですから、いい経験になると思い、間に合わなさそうでもこれまでの調べ作業では口出ししてきませんでした。
まず今回のまとめについては、自分が今できる最大限を妥協なく発揮してほしいと思います。
また、冬休み明けの学びで今回の経験を生かして計画を立てることができたら、この失敗には価値がありそうですね。
【まとめ】
こうしてこの日のまとめ作業が終わりました。
簡単に進められたり、うまくいかなかったりと子どもたちのこれまでの頑張りや経験の蓄積がこの差になったのだと思います。
ひとまず、次回が発表です。
これまで学んできたことを十分に伝えられるよう準備をしてほしいと思います。
ライトマン