今回は前回に引き続き、2人で決めたテーマ(ヒトの反応)について調べ作業を進めます。
前週の調べ作業では、スタッフにテーマを知られないようにコソコソと作業を進めていました。
さて、今回はどのような進捗があったのでしょうか。
【ドッキリの計画、完成するかな?】
今回もバインダーを持って、施設内をうろうろしながら打ち合わせを進めていました。
スタッフにドッキリを仕掛けるのが楽しみで仕方ないようです。
ですが、さすがにスタッフが何も見ていない状態では、子ども達の方向や進捗の状況が分かりません。
子ども達からざっくりとした内容についてを聞き出し、子ども達自身に方向性の再確認をしてもらいました。
スタッフ「内容は何するの?」
子「ドッキリだよ」
スタッフ「だれにやるの?」
子「それは秘密だよ~」
スタッフ「いつやるかは決まってる?」
子「今日中に計画を完成させて、来週にはドッキリやるよ!」
スタッフ「じゃあ、今日中に完成しなかったらドッキリできないね」
子「そっか!なら急がないと!」
そこからもターゲットであるスタッフには知られないように、コソコソと進めています。
楽しくやってくれるのはうれしいですが、楽しいだけになって自分たちで考えた計画は忘れがちな子ども達。
それでも「大丈夫だから!」と言い張るので、遠くから見守ります。
そこから楽しそうに作業を進めて1時間。
進捗を確認すると全然進んでおらず…。
このままでは準備不足でドッキリを実行することはできません。
ここでスタッフ(ライトマン)が子ども達の話し合いに入って調べ方や計画の練り直しを考えました。
ターゲット本人が話に入ってしまったので、ライトマンにドッキリを仕掛ける計画はここで断念です…。
現状の把握とこれからどうやって進めるかについて子ども達と話をしました。
そこからは危機感をもったのか調べ作業を集中して進める子ども達。
ですが、これまでに話のすり合わせが足りなかったせいか2人の分担や認識の違いなどがあり、ここでタイムアップ。
この日の授業時間が終わってしまいました。
当初の予定では2週で完成する予定でしたが、どこかでズレがうまれたようで、残念ながらドッキリは時間的に実施が難しくなってしまいました。
どうしてこうなったのか、足りなかった作業は何だったのかなどの振り返りを子ども達として、今回のテーマを終えました。
【まとめ】
残念ながら今回は計画を形にすることはできませんでした。
ですが、実は『どういう方向に進んでも子ども達のやりたいことを見守り、うまくいかなかったときは反省から学ぶ』ということは始まる前からスタッフ間で話し合っており、今回に限っては失敗しそうでも何も言いませんでした。
この結果から学べることがあるのであれば、こういう結果も全然アリだと思っています。(ただキレイな状態で完成すればいいというものでもないでしょう。)
この数か月間で『簡単にできちゃう!』という自信が子ども達についていたようですが、うまくいくことばかりでもないということを子ども達は感じたのではないでしょうか。
この結果に子ども達は残念そうにしていましたが、次回以降のテーマ研究の際には今回の経験をもとに、充実したテーマ研究にしてくれるでしょう!
ライトマン