今回は横浜にあるみなと博物館の見学に行きました。
横浜は日本の交易の拠点として賑わった歴史があります。
その歴史や背景を踏まえながら、横浜について詳しく学んでいきます。
※今回の博物館見学は特別な許可を得て撮影をしています。基本的には撮影可の場所以外での撮影は禁止ですのでご注意ください。
【横浜ってどんな場所なんだろう?】
まず展示室の一番初めに出てきたのは、横浜市の大きな航空写真です。
まるで特撮映画に出ているかのように小さな町の上を歩くことができます。
「海って広いんだね」
「すごい街が広がっているね」
「ここは緑が残っているよ」
町の色からそこがどのような場所なのかが分かります。
また、一か所に極端に緑が集まっている場所がありました。
そこは在日アメリカ海軍の居住地域だそうで、そこの中だけは周辺の様子とは違った様子でした。
建物の並び方、道の敷かれ方などが異なっているのも上空から見ると分かります。
俯瞰する横浜の町並みは、横浜はどのような町であるかを一目で教えてくれます。
「私のお家も見えるかな~」と探しましたが、残念ながらこの地図上には写っていませんでした。
残念がりながらも、横浜がどんな町であるかや人工物と自然の境目にワクワクしながら地図を楽しむことができたようです。
【本物気分を体験してみよう!】
コンテナを運搬するシミュレーターに挑戦してみました。
船に積んであるコンテナを港に下ろすまでの時間と正確さを競うシミュレーターゲームです。
「たぶん簡単にできると思う!」と意気込んでいます!
ですが、実際にやってみるとこれがなかなか難しい…(笑)
慎重さとスピード感のバランスが必要なようです。
シミュレーションの最後にはプレイした人のコンテナ移動をAからCまでで評価してくれるのですが、この子は何度やってもBランクしか出ません。
「なんでまたBなの!!もう一回!!」と何度も挑戦し、楽しんでいました。
少し進むと、船を港まで操縦するシミュレーターもあり、こちらも体験!
船は、車や自転車のようにハンドルを回すとすぐに方向を変えられるわけではなく、直進の慣性が働きながらゆっくり曲がります。
このゆっくり曲がる感覚に少し苦戦していましたが、こちらは制限時間内にクリアすることができました。
「こんなの簡単だよ!」と誇らしげな様子です!
▽本物の窓のように設置されたモニターや周りの様子を反映するレーダーはまるで本物の船内ようです!
【横浜港の歴史】
もちろんシミュレーターゲームばかりではなく、展示もしっかり見学しています。
大型客船の模型がありました。
横浜港は客船の乗り降りにも利用されています。
この細やかに作られている模型をみて「何人入れるのかな?」と疑問が口からこぼれ落ちます。
こちらは横浜の港の役割などをプロジェクションマッピングで見ることができる展示です。
タッチするとそこの地点がどのような場所であるかが投影されます。
この子は何度も何度もあちらこちらをタッチ!
実際に体を動かして体験しながら見られるので、子ども達にとって印象に残る学びになっているようです。
▽歴史的な写真なども展示されていました。
先ほどシミュレーターで体験したコンテナの積み下ろしも模型で再現されています。
シミュレーターでの体験を通して、このクレーンが動いている様子を想像することができるので、より理解が深まったことでしょう。
こちらには海外との交流の証として交換された記念品が展示されていました。
ショーケースに入っていたのはカナダから送られた品だそうです。
日本各地を繋ぐだけでなく、世界との交流の拠点であったことも分かりました。
【まとめ】
こうして今回の見学が終わりました。
横浜の歴史を知ると、横浜には日本の中での港町としての役割や世界とのつながりがあり、私たちはそんな歴史ある街に住んでいるということを感じたと思います。
子ども達にとって『横浜の歴史』というと難しいことのように感じるかもしれません。
しかし、横浜市の公立小学校には『開港記念日』という祝日があったり、横浜市歌に港や船についての歌詞があったりと子ども達に馴染みのあるところでも横浜の歴史があることは知ることができるのです。
知っているか知らないかで、モノの見え方や感じ方は変わります。
日々学ぶことの意義はこういう部分にも通じるのかもしれませんね。
ライトマン