今回のアーススクールでは、前回のコイケンさんに教えていただいたことの振り返りと、そこで得た疑問を調べる回にしました。
沖縄の磯観察の濃い授業の中で、子ども達はどのような疑問を持ったのでしょうか?(前回の様子はコチラ!)
【磯観察の振り返り】
沖縄の磯にはたくさんの生き物がいましたが、次々に出てくる生き物に夢中で、ほとんどメモを取っていなかった子ども達。
講師の先生に教えてもらう回は、楽しくてメモどころじゃないようです(笑)
なので、まずはどんな生き物がいたかを写真で振り返り、ワークシートに記録しました。
また、それと同時に、その生き物がいた場所や大きさなどについても思い出しました。
▽「大きさはこれくらいだったんじゃない?」
▽見つけた生き物を箇条書きにしてまとめています。このようなメモが蓄積されることで自分が好きなことが詰まった自分だけの教科書になっていくのです。
【これってなんでだろう?】
前回教えていただいた内容の中には、それぞれのテーマに関することも含まれていました。
なので、振り返りの次は、前回の授業の中で疑問に思ったことを調べる時間にしました。
▽「カニには泳ぐのが得意なやつと、歩くのが得意な奴がいるけど、前回見たのはどっちのタイプかな?」
▽「泳ぐのが得意なやつは丸くなっている足がある。」 なんで丸いと進みやすいのかは、うちわを使って実験・考察をしてみました。
一方、こちらは海の生き物の寿命を調べています。
サンゴの化石が何万年も前から長い時間を経てできたことから興味を持ったようです。
海では、寿命が数日のものから100年近く生きられるものまで、たくさんの種類の生き物が生活していることが分かりました。
「アカテガニは10年生きれるから、私よりも年上のやつもいるのかも!」
寿命が長い生き物に海で会うことがあれば、もしかしたら私たちよりも年上かもしれませんね。
【なにがいる? どこにいる?】
最後に自分がテーマにしている生き物の種がどこにいるかを調べ、模造紙に貼るというワークを行いました。
方法は、自分が選んだ種をスケッチし、生息地や特徴などを発表するというものです。
▽このシートに自分が調べたものを貼っていきます。
「どれにしようかな?」とお気に入りの種を図鑑から選びます。
これは、それぞれカニ、貝というテーマに沿えば、前回コイケンさんに教えていただいたもの、自分がこれまでに調べて気になったものなど、何でもいいことにしています。
▽タブレットを使って写真検索。 見たままをスケッチすることが大切です。
自分で調べた生き物のスケッチが完成したら、その生き物の生息地や特徴を調べます。
これをしっかり調べることができないと絵を貼ることができません。
「これはね、浅い海の砂浜の近くに住んでいるんだって!」
貼る際にはその生き物の食べるものや生活の特徴も説明します。
相手の話に疑問があれば挙手して質問もOKです。
「なんでカニが草の中にいるの?」
「このカニは海の中に暮らすんじゃなくて、草むらとかの中に穴を掘ったりして暮らしているからここに貼ったんだよ」
▽「大きく描きすぎちゃったけど、まぁいいか(笑)」
貼ってみる作業があることや相手からの質問を想定することで、より詳しく調べる必要があるため、普段以上に学びが深まりました。
また、スケッチや貼る作業が楽しかったようで、子ども達は時間ギリギリまで何枚も描いては貼ってを繰り返していました。
【まとめ】
今回はこれまでとは違った方法で自分のテーマの生き物について調べました。
子ども達にとっては、紙に文字として書いていくよりも、絵を描いてから特徴を調べてペタペタ貼っていく方が楽しかったようです。(学びの量・質もこれまでより高まったのでは!?)
今後も遊び心を忘れない学びを子ども達と探求していきます!
ライトマン