先週の科学博物館、動物園へ行ったアーストリップから一週が明けて、今週はそのまとめを行います。
アーストリップから帰ってきてからの時間だけではできなかった振り返りを、詳しい内容も含めて改めて行いました。
【アーストリップの振り返り】
アーストリップでは科学博物館と動物園に行きました。(アーストリップの様子はコチラ!)
その展示の内容について、活動の写真を見ながら振り返ります。
やはり、大きな映像展示や派手な標本が、より記憶に残っていたようです。
「あっ!これ見たことある!」と興奮気味の子ども達ですが、先週行ったばかりですから覚えていない方が困っちゃいます(笑)
写真が切り替わったタイミングでこんな会話が。
「こっちはあったかい海だね」
「そうそう、色がついているからね」
海水温によって魚の種類が違っているのは、完全に覚えたようです。
繰り返し質問して確認したことで、知識が定着したのでしょう。
▽親潮(冷たい海)の魚たちの特徴も覚えたようです。
また、博物館でもらった資料もじっくり読んでみました。
JAMSTECの探査船が深海でどのようなはたらきをしているのかを調べ、動物園の園内マップを見ながら展示を思い出しました。
資料があることによって、現地での記憶が順番に蘇ってきます。
また、振り返りと同時進行で分からないことがあれば調べていきます。
分からないことやメモをじっくり書きたいときがあると「ちょっとストップ!」といって自分に必要な情報を記録していきます。
「シーラカンスは生きた化石っていうけどなんで?」
たしかに、シーラカンス=生きた化石といわれていますが、生きているのに化石って変ですよね。
『そういうものだ』と‘‘分かったふり’’をしないことが、新しい知識を身につけることに繋がります。
【クモ観察の準備】
先週の振り返りを終えたら少し休憩。
内容が多いうえ濃い中で、脳をフル回転させましたから疲れてしまったのでしょう(笑)
休憩が終わったら、次回の準備に入っていきます。
来週は谷川先生をお招きし、緑道でクモ観察を行いますので、観察の注意点やクモの基本的な知識について学びました。
まずはクモの図鑑を使って、スタッフから特徴の見方や棲んでいる場所について説明しました。
スタッフ「クモにはいくつかの種類があって、クモの巣の網を張るやつもいれば張らないやつもいるんだよ」
子「へーそうなんだ」
スタッフ「ちなみにクモっていつ巣を作るか知ってる?」
子「知らなーい」
クモの巣なんて気づけばそこら中にありますから、実際に作っている光景は見たことがない方が多いと思いますし、作っている場面が自分のよく通る道であっても目に留まらないことの方が多いのではないでしょうか。
身近に見ているものですが、よくよく考えてみたら知らないということがあることを実感します。
分からなかったらタブレットを使って解決していきます。
「クモって夜行性なんだね。だったら暗くなって人が少なくなった時に作っているから見たことないのかもね。」
考察も含めて、自分で調べた内容を理解していきました。
他にもクモの爪の数や糸の張り方などについて図鑑やタブレットなどを使用して調べていきました。
【まとめ】
先週のアーストリップに続いて、来週は谷川先生のクモ観察と特別な回が続きます。
そのたびに毎回濃い内容の学びをしているので、子ども達は情報を吸収するのが大変かもしれません。
ですが、そうやって知らないことを知っていくことで、持っている知識の幅が広がり、自身の新たな興味につながるのではないでしょうか。
たくさんのことに触れながら自分の世界を広げていくことで、見える世界が広がっていくでしょう。
ライトマン